最近、ちょっと不思議な感覚でこの世を見てしまう時があります。

この世がゲームだったら・・と。

変な話なのですがその考え方をするとスッキリと全体像がわかるし、とらわれてはいけないこと(無駄なこと・ただ時間のロスになってしまうこと)もわかる気がするのです。

もともとこの考え方は量子力学のほうから来ていて、この世は仮想現実かもしれないというものがあるのですが、その話については次回書こうと思います。

これは私がある日まどろみながら思いついた、何の根拠もないただの思い付きですが、忘れないうちに書いておこうと思います。

ゲームをする場合、自分がやりたいゲームをインストールしてそのゲームを始めると思うのですが、まず第一に私達人間はそのゲームをセットして楽しむ側なのか、それともゲームの中で遊んだり闘ったりしている登場人物のほうなのか・・ということがあります。

私の今のところの考えは、ゲームの中で遊んだり、闘ったりしている登場人物が今のこの世で生きている状態と仮定しています。

(しかし今後は自分がゲームをしながら中の登場人物にもなるという離れ業も、当然のようにできるようになるかもしれません。)

今までプレイヤーに手塩にかけて育てられてきたキャラクターが私達だとします。

私達は日々敵と戦い、「お金というツールを沢山手にすることが成功です♪」いう地球ゲームに、赤ちゃんのころからぽん!とほおりこまれたのかもしれません。

親の世代、そのまた上の親の世代・・と何百年も延々と続いてきたゲームの定義。

ところがそれがいつのまにか、私達にははっきりと知らされずに変わろうとしているのではないのでしょうか。

どうしてそう思うかというと、あらゆる仕事においてAIが人間よりもタフで正確で、効率が良くて間違いが少ないとなってくると、必然的に人間の仕事は減り、AIに働いてもらうから時間が余り、暇つぶしの上手い人が貴族みたいになる。

お金のために働く必要がなくなる。

そんな中でも偉大な人や優秀な人は、己の次元を超えたいと望み、いつも自分自身を切磋琢磨してゆけると思うのですが、一般大衆はどうだろう・・。。

なんとなく、楽なほうに流れる人が多くなりそうです。

そう、最後は考えることも選ぶことも面倒になって、AIに聴いてしまうのではないでしょうか。

 

先日本を読んでいたら、これからAIは例えばスマホの検索やその人の発信の内容などから、その個人の思想まで読み取るようになってくるそうです。

例えば「今度車を買おうと思うんだけど、何がいいかな?」とAIに相談すれば、AIはその人の思想や趣味嗜好、行動範囲や使用頻度や家族構成・予算などあらゆるデーターを瞬時に計算して「〇〇が良いとおもいますよ!」と言ってくるらしいのです。

なんかあっけにとられてしまいます・・。

あれにしようかこれにしようか、やっぱりこっちのほうが燃費がいいかな、色はこれが好きだな・・と色々と悩んだり、見て歩いたり、友人や家族に相談したりということも楽しい時間だと思うのですが・・。
その過程を全部飛ばして、最も的確で後悔しない判断をAIが秒で出してきたら・・。

たとえばナビでもそうです。

私はナビが出してきたコースでも好きでない道の場合、ナビを無視して違う道を運転して行きますが、ナビは渋滞や事故を計算して「昨日はこの道も良かったけど、今日はこのコースのほうがいいですよ」と予測して教えてくれているとします。

そうしたら、「ん~・・ほんとはこの道、狭くて景色も悪いし好きじゃないんだけど・・時間もないし言う通りにしておこうかしら。。」とナビ通りに運転するようになるかもしれません。
こうして運転する道順まで、自分で考えずAIに考えてもらうようになってしまいます。

もっと先は自動運転になってしまいますから、みんな運転手付きの芸能人みたいなものです。

道中、食べたりお酒を飲んだりお喋りしたり、もはや動くレストランにもなるかもしれません。
疲れてたら横になって眠っていれば着いちゃいますし・・
飛行機のビジネスクラスやファーストクラスのような自動車になってきそうです。

こうなってくると、どうなるんだろう??

みんな自分があれこれ一生懸命に考えて出した結論よりAIのほうが正しいことが多い・・と思うようになってきて、判断はAI任せ、自分はひたすら楽をするようになってしまうかもしれません。

そうしたら、「夢をかなえよう」とか「成功したい」と思う若者たちが少なくなるような気がします。

何もかも便利だし、不足しているものは自分の残りの寿命くらいになるのでは・・?

「もうすぐ成功がゴールという設定は終わる」と私の読んだ本には書いてありました。

それは成功というわかりやすい尺度でものをとらえ、考えたり行動したりする時代が終わる、ということかもしれません。

おそらく「成功というのは一部分のことで、そのために人生を犠牲にするというのはどうなんだろう・・?」
と考える人が多くなってきて、ゲームのゴールが必然的に変化していくのです。

でも昭和の親に育てられ昭和に生まれた私達には、昭和の価値観が刷り込まれているから、どうしてもこの「成功」を簡単には手放すことができません。

昭和の価値観はお金を沢山持っていることが成功になっていたと思います。

でも今は物質的により豊かで、より多く持っている人だけが幸せじゃない・・という考え方が広がってきています。

確かに物質的な豊かさはとても大切なことですが、それは幸福という全体の中の一部分です。

その一部分だけを強調しても、全体の幸福がかなうということではないので、成功を目指す時代が終わって「幸福」を求める時代になってくるのではないか・・そんなふうな気がします。

そうなると「人間の幸福」とは何ぞや?ということが一大テーマになってきそうです。

話が戻って、もし、私たちがゲームの主人公だったらとします。

今まで多くのアイテムを手に入れ、敵を倒し、危機を乗り越えてきましたが、その方法では次の敵は倒せないというバージョンになってしまったのだと思います。

それに気がつかず昭和と平成のアイテムだけコツコツ磨いていても、次のバージョンでは役に立たない可能性が大きい。
そうしたらどうしたらいいのだろう・・。

私はない頭をひねって考えました。

結論は、これから不思議な次世代のアイテムが落ちていたら拾ってみること。
とりあえず、リュックの中身を軽くして、新しいアイテムを拾ったらリュックに入れる。
そして必ず触って使ってみる。

新しい地図が落ちていたら、役にたつかどうかはわからないけれど拾っておく。
最新の地図が落ちてたら、古いのはやめてどんどん新しい地図に変える。

「バージョンが変わったなんて嫌だ~~!」とか、「せっかく今まで極めた武器が使えないなんてひどい!!」とか、「こんな新バージョンなんて嫌い。今までのほうが良かった!」なんてどんなに嘆いても旧バージョンには戻らないから、未知の世界に不安を言っていても仕方がないんだな・・ということを悟る。

小さな子供の様に好奇心でワクワクしながら新しいアイテムを拾って遊んでみる。

そして新しい場面にビックリしながらも、トコトコと冒険の旅を続けるキャラクターが私だったとします。

もし、あなたがこのゲームをしている人だったら・・どうでしょう??

「お!この子バージョンアップしたことに気がついてるぞ!」
「新しいアイテムを手にして頭をひねってるぞ。笑」
「お、方向音痴なのに地図も拾ったぞ」
「このキャラクターはちょっとノーテンキだけど育て甲斐があるな~。色々経験させて育ててみようかな」
と思うかもしれません。

「でもこっちのハナちゃんは、バージョンが変わったこともわからないみたいで、こんなにアイテムを落としているのにキャッチしないなぁ」
「このぴーちゃんは、アイテムの効果がなくなったことがショックで鬱病になっちゃったぞ!頭をかかえて座り込んでしまった」

なんてキャラもいるかもしれませんね。

ところでもし、このゲームが自分の気に入らないゲームだったら、主人公である私がこのゲームをいつでも変えて良いのです。
(ここを強調して言いたいです)

例えば「これは私の好きなラブコメディータッチの物語じゃなくて、バイオハザードテイストのゲームだわ!こいういう怖いのは好きじゃないから、ここでは遊びたくない」と自分でカセットを入れ変えるのです。

これがパラレルワールドに移動することなのではないかと私は思うのです。(私の妄想ですが)

プレイヤーにはこのカセットを決める権限はなく、実は全てキャラクターである主人公にゆだねられているのです。

でもほとんどの人は、これを自分が入れ替えられることを知らないのではないでしょうか。

バシャールの言うあと4か月の期間とは、どのゲームをしていたとしてもバージョンアップがおこり今までの武器は使えなくなること、もし違うゲームに変わりたいのなら、いっそ違うゲームに交換して最初から遊んでみたら良いよ。

そこでは出てくる登場人物もアイテムも攻略するターゲットも変わっているよ。

バージョンアップした設定を受け入れ、挑戦して自分もバージョンアップさせようとしていく人と、武器は使えなくなっても同じ思考にとどまる人とは、同じゲーム内であったとしても世界の見方も好奇心のベクトルも違うから、これからは出会うことすらなくなっていくんだ。

ということも含めて伝えたかったんじゃないかな・・

重ねて伝えたいのは、いつでもゲームの種類は自分の意思でチェンジできます。

ただ、Windowsが95から98、ME、XP、7、8、10となったように、過去のバージョンにはもう戻らないということなのではないでしょうか。

私の妄想ですが、ふとそんなふうな気がして今日は書いてみました。(*^-^*)

 

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