夏は大好きな季節なのですが、それにしても暑い~。。
脳が思考停止して「暑い」しか言わなくなってしまった気がします。

こんな時は夏の大好きなことを思い出してみよう。。

冷たく冷やした大きなスイカ。
コンコン叩いて、どれが美味しいか音で見分けます。
なるべく緑が濃くて、黒い縞々がはっきりしていて、叩くとぽ~んと跳ね返す感じで、あとはスイカの音階で聞き比べます。

スイカって大きいほうが値段は高いけど、高いからって甘さが最高とは限らないから値段じゃ比べられません。
(甘いヨ!なんて書いてあってもハズレのことも結構ありました)

いよいよ真ん中から包丁で切る時は緊張しますが、ぱかんと割ったスイカが見事に真っ赤で美味しそうな時は、テンションはMax手前に上がります。

なるべく刃物をいれないように切って(刃物をいれるほどスイカは味が落ちてしまうから)いただきます!で食べて、これが極上の甘さだった時は最高!!

子供のころから、このたびに何回「おいしい~~!!」って言って倒れたかわかりません・・。
海水浴に連れて行ってもらって、スイカ割りをするのも大好きでした。
スイカを買いに行くときは、嬉しくって嬉しくって、勉強の時の何倍も集中力を発揮して、どのスイカが甘くておいしいか、もはや「八百屋さんかい?」って言われるほど集中して選んでいたものでした。

スイカの農園のお爺さんとかは、ごつごつの手でスイカを持って「おじょうちゃん、これが一番甘いよ」なんて言うけど、いやいや、こっちのちょっと小さいほうが甘い気がする!!とその時は子供の本能で思っていたりしました。
(そんなことは言えないから親の手をひっぱって、これもいいよ、と指をさすくらいしかできなかったのですけど)

それから大好きだったもの、ほおずき。

私はほおずきが大好きで、どうしても買ってもらわないことには気がすみませんでした。

オレンジ色の可愛いほおずきを並べて、気が済むまでずっと眺めていました。
いよいよ熟してきたら、何日もかけて大切に揉んで、中の種をようじでつついて取り出して・・
無事に綺麗に取り出せたときの喜びといったら、ほんとうに最高でした。

お水で洗って、叔母さんのように口で音が鳴らせるか挑戦してみる。
私は結局、ほおずきでいい音がだせないまま大人になってしまったのだけれど、私の夏休みの宝箱の中には必ずほおずきが入っていました。

そしていい音がする風鈴。

プールで泳ぎつかれて午後からお昼寝するときは、風鈴の音がちりんちりん・・と鳴っていて・・そんな音が聞こえたら、あっという間に夢の中でした。

プールの中に入っているのが水じゃなくてサイダーだった!という夢を見ました。(≧▽≦)
飛び込みしてひとかき、そしてゴクッ!おいし~い!!わ~い!飲んでも飲んでもジュースが一杯!!というとんでもない夢(10回飲んだらお腹痛くなりそう。いやその前に体中べとべとになっちゃう)を見て最高だ~なんて思っている子供でした。

かき氷。

苺が好き。大人になったら抹茶の宇治金時が美味しくなりました。
九品仏(地元だった)の参道にあるお店のかき氷がすごくおいしかった。

夏はアイスクリームやアイスキャンデーだけじゃなくて、一度はお店でかき氷を食べる。
海に行ったら必ず食べる。
まるで夏の約束ごとのようでした。

朝起きると咲いている朝顔は、お昼になると暑い~と言ってしぼんでしまう。
かわりに炎天下の中、じっと立って咲いているひまわりはすごい根性の花だと思っていました。

お祭り、花火大会、浴衣。
うちわを持って出かけます。

夏休みには、毎日毎日素敵なことが沢山おこる。

大きな打ち上げ花火を見るのが大好き!
でも、買ってもらう花火も大好き。

近所の友達と、みんなで持ち寄った花火で花火大会。

シュルシュル回るネズミ花火。
先がピンク色の紙になっている、ポッキーみたいなかたちの花火。
煙幕やドラゴンやいろんなのをやって、最後は一番すごいのをやる。

ラスト3つは一番高い花火だから、皆のワクワク度数も最高潮になる。
赤になった、黄色になった、緑になった、金色になった、高くなった、もっと高くなった・・!!

わ~~!!

皆で見とれて歓声を上げた後は、隅っこに残って忘れられていた最後の線香花火をやっておしまい。

花火が終わるといきなり淋しくなるので、ビーサンをほおり投げて「明日は天気?」占いをする。

夏になると新しいビーサンを買ってもらって、学校に行く以外はいつもそれを履いている。

旅行の時は、夜ご飯の後、海の周りのお店に夕涼みの散歩に出かけたら、何か買いたい。

なんで買いたいのかわからないけど、素敵な夏の一日の記念のような気持ちだったのか、何か買いたくなる。
ブルーのガラスの浮き輪とか、貝殻の動物とか、何故かなんとなく買いたくなる。(普通なら欲しくならないのに)

そんなもの買うの?と言われるけど、お願いをして(もう勉強は終わらせた!とか、素晴らしく素敵な大作が完成したのだ!とかいろいろ言う)根性で買ってもらう。

それはいつまでも私の机の上で、その年の夏休みの楽しかった瞬間に戻れるツールになる。

私は夏休みは文字通りの「この世の天国」と思っていたので、夏休みの初日には、ものすごい決意をしていました。

それは「時間があっというまに過ぎてしまうので、どんな一日のどんな一時間も大切にします!」ということで、宣言書まで書いていました。

自分で言うのも変ですが、なんて精力的に遊ぶ子供だったんだろう・・

大人に文句を言われないために、先手を打ってえらい勢いで勉強もしちゃうタイプだったんです。
そして一刻も早く終わらせて、終わったら即効で遊びに行っちゃうのです。

ああ、あの頃の私のままでいったら、ほんとに大統領も夢じゃなかったかも・・(≧▽≦)

 

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