今、私は不動産関係の会社で働いているのですが、宅建士なので重要事項説明というものを一日に数回しています。

重要事項説明というのは、不動産の賃貸や販売をする場合には必ず行わなければならないもので、その際に宅地建物取引主任者証を机の上に置いて提示しなければならないと決められています。

ところがこのご時世、いつのまにか重説(重要事項説明)をズームでやるようになりました。

この場合主任者証は、PC画面にむけてアップでお客様に提示して説明を始めることになります。

さて・・そんな堅苦しい話は置いておきまして・・

今日はIT重説を自分からマスクしてやってしまった情けない私のことを書きたいと思います。

そろそろマスクは自分で様子を見てはずしてくださいと国も言いだしましたが、私はマスクをして30分以上重説を読み続けることがそもそも嫌で仕方がありませんでした。

それでなくてもわかりにくい説明文をわかりやすく読んだり話していかなければなりませんし、お客様からは質問も受けるのでどうしても話が長くなります。

でも見渡すと、先輩たちも皆さんしっかりマスクをしてPCに向かって重説をしています。
結局、朝から夜まで誰もマスクをはずさないのです。

画面の向こうの人は新潟だったり秋田だったり静岡だったり、色々ですが、当たり前ですがそんなところまで飛沫は飛びません。

マスクをしてしゃべり続けるなんて、本当に話にくいし、暑いし、もごもごするし・・

なんでIT重説をするときくらいはずさないのかなぁ~‥!?と思っていた私は、今日は朝から連続3つ重説をお願いしますと言われ、ハイッ!とマスクを外してズームをオンにしました。

しかしそこで「あ!」と気づいたのです。

はずしたら、お化粧が全部とれてしまってて、リップもファンデーションも全部取れてしまっておりました・・。
それだけでなく、こすれて鼻のあたりは赤くなってしまっているのでした。
でもあと5分で始まってしまうから、今からお化粧室に行くこともできないし・・どうしよう!?

もう時間がないからマスクしちゃうほうが早いかも・・。。
そしてつけてみて思いました。
マスクしてたほうが美人に見えるんだ!!(笑)

マスクは鼻の上まで隠してしまうので、目元だけしか見えません。
すると誰も彼もが歯科技工士さんのような感じで、美人さんに見えるのです! o-maiga-!!( *´艸`)

そうか・・。
結局目だけしか見えなければ、鼻が団子鼻でも、ほうれい線がくっきりでも、頬っぺたがふくれていても、こけていても
口が大きくても逆に小さくても、丸顔だろうが面長だろうが要するに顔の情報が80%隠せるのですから、ほとんどの人はそのほうが良いのだ!ということがわかりました。

勿論私もそうでしたので、これはもはや、永遠にはずさないほうが良いのか・・と画面の前でつけたり外したり。

そしてつけていたものをその時だけはずすというのは、下着をつけないで人前に出てしまうような、妙な気恥しさがあるんだなと思いました。

つけようか・・はずそうか・・。
画面を見ながら悩んでいたら、時間になってお客様が合図をしてくれたので、すぐ接続をしなくてはなりません。

結局、マスクをぱっとつけてしまいました。
そしてそのまま、重説を3本連続でやってしまいました。

あ~あ・・
電車の中や、町ではいつでもノーマスクで生きてきた私だというのに、あろうことかズームではわざわざマスクをしちゃうなんて・・・。

そして仕事が終わり、ネットでびっくりする情報を見つけました。

SNOWというアプリで、自分の顔写真を20枚くらい送ると、AIがその人のアバター(動く漫画みたいな感じ)を作ってくれるというのです。
さすがに無料ではなく600~700円くらいするようですが、自分を100倍くらい綺麗にデフォルメした姿になるようです。

どんな人でも20歳くらいにみえるように綺麗に作ってくれるというわけなのです。
これは嬉しいです。
漫画家さんに、その人を100倍綺麗に描いてもらったら、もはやその人じゃありませんよね・・
それと同じようなことになっています。

IT重説では、背景を昼のカフェの窓辺やNYのオフィスふうに変えたりして使うこともあるのですが、周りの画像だけでなくてこの私本人も、可愛いらしく作ってもらった、20歳くらいの女の子になってしまう日もすぐでしょう。
もしかしたら、今年からそんなふうになってしまうかもしれません。
ちょっと本人のエッセンスを5パーセントくらいいれた、めちゃくちゃ可愛い女の子になってしまうのです。

そうなると、もはや生身の自分が80歳でも90歳でも関係ないのでしょう。

どんな年代になってもアバターの世界では20歳ですから、これは考えようによっては楽しいことかもしれません。

10代・20代の人はただアニメになっただけでそんなに変わりはありませんが、実は年配の人のほうが多大なる恩恵を受けるのではないかな!?・・なんて思ってしまったのでした。

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