4月に30度を超えた日があったと思ったら、5月に入ったのに最高気温が17度とかありえない天気が続いていますね。

4・5月は紫外線がピークでシミ防止のための日焼け止めや日焼け止め化粧品が売れる季節なのに、今年はこんなに寒くてマスクもしているから日焼け止めの需要も伸びていないようです。

人工的に雨も台風もいくらでも作れるのですから、気温だっていくらでも操作する方法があるでしょう。

それでも暑い日はもうマスクなんてしていられる状態ではないのに、みんな本当によくやっていますね・・。(^^;)

TVでインタビューされている若い子たちは「つけていると安心感がある」とか「これに慣れちゃって、顔を全部出すのが恥ずかしい・・」と言っていました。

こんなことをしてもホントはたいした意味がないよね・・っていうのは実はわかっているんだけれど、コロナにかかるのは嫌だし、エチケットとしての習慣だもの・・って感じでしているんです。

ひとつの噂ではコロナの次に天然痘が流行させられる・・なんていうのもありますし、そうなるとマスクなんかよりも外出が嫌になると思いますが、今の段階ではもうマスクの必要性がないのはよくわかっているのです。

私は電車と店に入店する時だけつけていますが、出た瞬間に即効ではずしています。

通りを歩いている時にマスクをするなんて論外です。

それでなくてもマスクをして深く息をしないよう、息をころすようにしている時間があるので、徐々に呼吸が浅くなり体調が悪くなってしまうのです。
なるべく深呼吸をしながら、思う存分酸素を供給します。

通り過ぎる女の子たちの大きなマスクは、まるで顔におむつをつけているように見えます。

可愛いさかりの年頃の女の子たちが本当に可哀そうで、でもその姿を見ていると、若いからこそ余計に人目が気になるということもあると思い、どうしたら本当はもうやめたいと思っている人達がマスクをはずせるか考えてみました。

まず、家を出てから駅まで歩く人はその間は勿論マスクをはずします。
駅から会社に歩く時はその間もはずします。

朝の通勤で満員電車に乗っている時間にはずすのは、若い女の子や女性には難しいと思います。
マスクなしの人が2割になってきたらそれにチャレンジも可能ですが、今は難しいでしょう。

私はラッシュではない時間に(座れるような状況の時は)片手に水か炭酸水を持ち、その手にマスクをひっかけておき、手に本を持って読んでいるかスマホを操作するようにしています。

これはいってみればポケットに防犯ブザーを持っているのと同じです。
「いま、飲み物を飲んでいるところです。そしてとても暑くていやだわ」という雰囲気で、本に没頭するということです。

これで文句を言われたことは100%ありません。

もっと言うと、皆の目はとても優しいというか、じろじろ意地悪な目でみるような人は今まで会ったことがないのです。

でも以前、こんなことがありました。

暑くて暑くて汗をかくような日に、私が飲み物を買うのを忘れて手ぶらで電車に乗ってしまったときです。

立っていたのでマスク着用。しばらくして座れた時に私はマスクをはずそうか考えましたが、隣に意地悪そうなおじいさんが座っていたのでマスクをつけたまま少し鼻の下にマスクをずらしました。

すると右に座っていたその意地悪そうなおじいさんが私のほうを見て、マスクをもちあげなさいよ、というように自分のマスクを持ち上げたのです。

もしその人が優しくジェントルな紳士だったら良かったのですが、めちゃくちゃ攻撃的で高圧的なマスク警察の目でしたので、私はどうしようかと一瞬考えました。

それで私はマスクをすぐに鼻の上に戻さずに、じ~~~っとそのおじいさんの目を見ました。

そのおじいさんは「なんだこの気の強そうな女は!」と思ったでしょうが、私は「なんか文句あるのなら言ってください」とおじいさんから目をそらしませんでした。

でもその時、この人はものすごく不安なんだろうなと思いました。

脳内が完全に洗脳されてしまった私の父親と一緒で、一歩家から出たら清々しい公園も大きな街路樹のそよぐ気持ちの良い歩道も「くうきのつぶ」に「ころなきん」が紛れていて、自分が吸ったら死んでしまうと思っているのでしょう。

そして本当は家から一歩も出たくないし、ワクチンを打って「外はこわいこわい」と震えていたのに、今日は医者に行かなくてはならず仕方なく電車に乗ったのかもしれないなぁと。

「おじいさん、頭からもうだめね」そう心で思ってマスクの端っこをゆっくりゆっくり「なにか・文句は・あります・か?」と思いながら持ち上げました。

おじいさんは私の鼻の上にすっぽりとマスクがかかったのを見届けると「ナッ、なんて女だこいつは!!!」という顔をして目をそらしました。

そして5駅くらい私の横に座っていたおじいさんは、自分の駅が来て電車から降りて行きました。

言っても無駄、話しても無駄なことはよくわかるので、このような老人が電車で横に来た時はつけていてあげようと思っているのですが、きっとこうやって人と人が作り上げてきた大切な何かや、袖振り合うも他生の縁・・という素晴らしいことも台無しにしてしまうんだなと思いました。

おじいさん、頑張って長生きしてください。
私はロックに生きる所存でございます。

 

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