昨日、ポスト真実という言葉を知りました。
調べていくうちに、2016年にイギリスのオックスフォード英語辞書が2016年の言葉として選んだことで世界的に広まったことを知り、参考に<ポスト真実の時代「信じたいウソ」が「事実」に勝る時代をどう生き抜くか>という本を購入してみました。
ポスト真実 (post-truth)とは、事実が軽視され、嘘がまかり通る政治やメディアの状況を示す新語です。
ロシアが正しい?
ウクライナが正しい?
プーチンが善?
プーチンも悪?
実は操っていたアメリカが悪・・?
フェイク画像やフェイクニュース、写真もニュースも何もかもが真実とはほど遠くなってその見極めが難しくなった今、人にとってもはや真実や事実は必要ではない。
その人が信じたい解釈がその人にとっての真実となる・・ということなのです。
スピリチュアル界隈の人達がよく話す内容も、そう思えばどれも納得ができます。
解釈の仕方が人それぞれであるなら、どう解釈をしている人がいてもそれを尊重することができます。
父は先日3回目のワクチンを接種しました。
私は勿論、3回目だけはやめてと言いましたが・・・。
父にとっての真実は今までの人生で打ってきた様々なワクチンと一緒で、それを打つことで体に抗体ができて病気にかからなくなる、というものでした。
治験が終わっていないとかこのような成分だという知識を与えても、それよりも打つことで病気にかからず長生きできる、というほうを信じたかったのです。
信じたいものを信じる権利は全ての人間にあるのだから、もう何も思うまいと思います。
真実って何なんだろう?
真実はないかもしれない。
善とか悪とか真実と正義・・そういう見方で考えていたら、本質を見失ってしまう気がします。
こんな状況になって、それぞれが内側にむかうしかない時代になってはじめて、誰もが自分にとっての真の楽しさ、豊かさ、喜びに気がつくのかもしれません。