トランプ大統領の非常事態宣言。
そして日本の「改正新型インフルエンザ等対策特別装置法」の成立。
毎日色々なことがおこりますね。
先日雨の降る寒い日に、用事で自由が丘に出ました。
大きなショーウインドーの中には春色の服が素敵にディスプレイされていて、とても綺麗なのに通りには誰も人がいない・・。
ドアをあけて中に入ると、マスクをした店員さんがとても嬉しそうに迎えてくれました。
店内には明るいカラーのカーディガンやセーターが勢ぞろいしていて、いろいろな小物が飾ってありました。
「綺麗ですね・・もう春なんですね。家に閉じこもっていたら季節がわからなくなっちゃいますね」
「そうなんです。もう春なんですけど、最近は全然お客様がいらっしゃらなくて・・」
今年の春は少しくすんだ、イエロー、グリーン、ピンクが主流なんですね・・と店内を回りながら言うと、店員さんもそうなんです!と本当に嬉しそうに接客してくれました。
素敵な春のディスプレイですね。。見ているだけで元気になってきました♪と棚やウインドーの服や小物を眺めて言ったら、ものすごく嬉しそうな顔で「そう言っていただけるとほんとに嬉しいです!」と言ってくれました。
店員さんが笑顔でお仕事をしてくれることがこんなに心を励まし明るくしてくれるということに、私はうちのめされた思いがしました。
お給料をもらってその時間分のお仕事をしているだけではないこと、心からの接客が人に与えるものは、お金の価値とは比べ物にならないものだと思いました。
だからこそ、これからの時代のお金の価値って何なんだろう・・?と思うきっかけにもなりました。
また、大きな学びにもなりました。
それは不安や恐怖が浮かんだ時は、人になにかをあげるということです。
それはキャンデー一個でも良いし、笑顔でも良いし、言葉でも良いのではないでしょうか。
それが雨粒一つのようなささやかなことでも、もらった人にとっては、大きな池になるほどの大きさの幸せになると思うからです。
また、心から感動すると人は同じことを誰か別の人にやってあげたくなるものだと思うのです。
心が不安や恐怖を持ったら、誰かに何かをあげる。
それは自分も相手も不安や恐怖の感情から一瞬で引き離し、愛と調和に溢れた楽しいエネルギーの中に溶け込ませてくれる魔法のような気がします。