このブログを読んでいただいて下さる方は、きっともう当然のことのように「引き寄せの法則」の大切さを感じられていると思います。
でも普通に社会に出て働いていると、「引き寄せの法則」というものは、日常的にはあまり触れてこられない話題なのではないでしょうか。
「引き寄せ」という単語としては知っているけれど、どちらかというと表面的な、軽い感じでの理解の人が多いのかもしれないな・・と思います。
YouTubeで「引き寄せ」と検索すると、お金を引き寄せるというワークが一番多いような気がします。
「引き寄せの法則」はお金や仕事など、どうしても必要な状況になった時に知る人が多いのかもしれません。
でも一生内容や言葉も知らないまま、亡くなっていく人も多いのではないでしょうか。
エイブラハムの引き寄せの法則について書く前に、どうして私は引き寄せの法則に興味を持ったのか・・?ということを書いていこうと思います。
私が引き寄せの法則に興味を持ったのは、まだ、「引き寄せの法則」という言葉ができる前でした。
実は私の母が癌と言う病気で亡くなってしまった時、母の選択してきた人生に、これをどう考えればいいんだろう・・?という大きな、どうにもならない疑問が残りました。
釈然としない思いというのでしょうか・・。
納得できない気持ちがずっと私の中にはあって、神様(?)あるいはこの人間世界を作っている根源(ソース)のようなものに対して「これはどういうこと?」という疑問を何十年も持つようになったのです。
私の母は生物の教師だったので、生命や細胞について、特に植物についてとても深い感受性がある人でした。
科学者の視点はもしかしたら、詩人とか画家に近いものがあるのかもしれません。
でも、片方ではとても現代的な医学や薬、そしてその進歩や発展を信じる、期待するところがありました。
当時は今ほど東洋医学の凄さが一般的に知られておらず、西洋医学への期待が最も高かった時期だったかもしれません。
具体的に言うと、母は自分が癌になるかもしれない・・という不安を持ちました。
そして癌になったら治療費が大変なので、がん保険に入りました。
そして母は癌になりました。
母は癌の専門の大病院に入り、大先生に診てもらえば安心と思っていました。
そして一番の先生に診てもらうことができました。
日本人で初めて使う抗がん剤を使うことになりました。
それは誰もが初めての新薬で期待されるものでした。
母は副作用で地獄のような苦しみを味わいました。
あんなに強く、泣き言を一切言わなかった母が、何度もの抗がん剤の点滴と薬の副作用で骸骨のようになり、元気なころの姿からは想像もつかないようになってしまいました。
七転八倒して苦しむ姿を看病しながら、私はだんだんと神といわれているものを信じなくなりました。
ある時病室の引き出しを開けたら、お土産でもらった果物の箱を縛ってある強いナイロンの紐を三つ編みのようにして作ったロープを隠してあるのを見つけてしまいました。
瞬間に私は、母は首吊り自殺をしようと思っているんだと悟り、すぐにそのロープをポケットにしまいました。
もう、逃げることもできない体力と体で、病院から脱走もできません。
この現実をはやく終わりにしたいのだということ、私は一瞬で理解しました。
この頃、私は現代医学や抗がん剤というものに対して、これはおかしいと直感で感じていました。
母は騙されている。これは毒薬であって、けして人間の病気を治すものじゃないと感じていました。
でも、抗がん剤を信じている周りの親戚や大人たちは、全く逆のことを言って病人を励ましていました。
私は勤めていた会社を辞めて看病に専念し、全く違う勉強を始めました。
東洋医学や、玄米菜食、枇杷の葉温灸、ビタミンC、etc、、、毎日グリーンマグマと5種類以上の野菜をミキサーでかくはんしたものを作って病院に届け、2時間以内に食べてもらったりしました。
結局母は最期まで癌と戦い抜いて亡くなりましたが、私は、母はこんなにつらい目に合うような何をしたんだ?
何も悪いことをしていないのに、どうして治りたいと思って頑張っている人をこんな目に合わせるのか?
という気持ちで、神と言われているもの、人間を作り出した根源、それを許すことができなくなってしまったのです。
天につばを吐くというほど不遜なことですが、神と言われているものは実際は悪魔なんだ。
少なくとも他の人には良い神様であっても、私には悪魔だと思うようになりました。
ですからもう神様なんて、生涯信じないし絶対に許さないと思ったのです。
そもそもこのゲームから脱出することができないというのも、おかしいと思いました。
母は極限まで苦しんで苦しみ抜いて亡くなるために生まれてきたわけではない。
私にとってはそんな母の姿を見るために生まれてきたわけではない。
納得がいかないということです。
それをどう、直談判に行けば良いのかわからなかった。私は神と言われるものに対する、怒りのやり場がなかったのです。
私は母が亡くなった後、友人や周りの人の支えですこしづつ元気になっていきましたが、何年たってもその怒りが消えず、
根源を許すことができませんでした。
引き寄せの法則を知った時、ひょっとして、母は逆引き寄せをしてしまったのではないか・・!?
私はショックを受けました。
マーフィやバシャールを学ぶうちに、これはまさにその現象が起こってしまったのだと確信しました。
そしてこれは知らないと大変危険なことなんだと、つまり人間は一番初めに、学問を学ぶよりも先に、こちらを学ぶほうが絶対に先なのだと思うようになったのです。
身体に良い食べ物や食べてはいけないもの、衛生に気をつけること、睡眠の大切さ、そういうことと同じレベルで幼稚園のうちから学ぶべき重要なこと・・なぜならば命にかかわってくることだから・・!
「引き寄せの法則」を知った時の衝撃は大きく、むさぼるようにマーフィやバシャールを読み漁りました。
そして今でも思います。
これは本当に要点だけでも正しく理解していないと大変危険であると・・。
何を学ぶよりも先に自分や周りの命のためにも、「引き寄せの法則」は人間が知っておく、この3次元を生きるうえでの地図だと思っています。