最近「10年後世界が壊れても君が生き残るために今身につけるべきこと」著 山口揚平さんの本を読みました。

若者向けに書いてあるのかと思い気楽に読み始めたのですが、内容が深く壮大で本質的であり、とても軽く読み飛ばすことができない、凄い本でした。

その中で一番私が驚いたのは、AIが人類を超えるシンギュラリティを迎え、この先をどう生きるかということについての答えがさらっと書いてあったことでした。

答えは機械と戦うのをやめること。

例えばチェスや将棋など、2次元的なことはコンピューターが最適化するし、エネルギーや交通、医療の問題も全てコンピューターが最適化してくれる。
最近では芸術の分野でもコンテストで最優秀賞を取ってしまうほどになりました。

しかし人類がコンピューターに勝てるものはないかというとそうではない。

コンピューターの本質は数字の処理であり、次元を超えることができない。

コンピューターに生物は作れても生命は作れない。

我々人類は意識の焦点をより本質に当てることで次元を超えることができる。

その究極の時点とは愛であり、無である。

愛とは偏在するが、全体であり、一体である。

文系の言葉では「愛」と言うが理系の用語で言うと「最終次元」になる。

つまりわれわれ人類は機械と戦わず、ただ意識の焦点をずらすことによってコンピューターの到達できない次元にスライドするだけで良いのだ、というのです。

そのほかのことは全部機械に任せればいいと・・・。

実は時間も空間も存在せず、他人も自分さえも存在しないということまでさらりと書かれていました。

スピリチュアルな目覚めが言われて久しいけれど、結局このために随分前から皆が意識するようになったんだ・・と頭が整理され、目からウロコの思いでした。

生きる上でAIを使いこなすことは勿論大切ですが、もっともっと人間らしい「愛」にもどって生きていくことが
実はAIとの戦いに未来永劫闘わずして勝つこと、ストレスなく幸せに生きることに繋がっていくのだと思いました。

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